昨年から始まったつみたてNISAを、私は今年から始めました。昨年のうちに楽天証券に口座を開設し、年初から積立を開始しています。
つみたてNISAか?NISAか?
つみたてNISAとNISAは、利益にかかる税金が非課税という点で同じですが、両方同時に運用することはできません。(年によってつみたてNISAとNISAを切り替えることはできます。)
つみたてNISA | NISA | |
---|---|---|
投資額上限(円/年) | 40万円 | 120万円 |
非課税期間 | 20年 | 5年 |
商品 | 投資信託・ETF | 株・投資信託・ETF・リート |
つみたてNISAは少額でコツコツと投資する投資初心者に向いている制度と言われています。私は投資初心者でこれから学んでいこうとしているので、まずはつみたてNISAから始めます。
つみたてNISAの場合は、最初にファンド選定をしっかりやれば、あとは放置状態で時間を割く必要も少ない点もメリットです。
そして投資に割く時間が多く取れるようになったらNISAに切り替えて相場の変動に併せて柔軟に買い付けをする計画です。まあ、そんな時間は定年退職、もしくは早期退職まで無いかもしれませんね。
『つみたてNISA』のファンドを選ぶ
選定のポイント
年3%程度かそれ以上のリターンが見込めること
つみたてNISAの非課税のメリットを活かすには、できるだけリターンが大きい方が理想です。
単純に10年間で100万を積立した結果、総額が200万・利益が100万あったとすると、非課税20万は大きいです。
一方で、元本保証の商品のようなリターンが小さいものだと10年間で100万を積立した結果、総額が102万・利益が2万あったとすると、非課税4千円です。非課税額4千円のために、つみたてNISAの積立年額40万の枠を使うのはもったいないですよね。
一方でリスクもリターンに応じて高くなりますが、ドル・コスト平均法で一定額を投資して単価が高いときは少量、安い時は多量に買い続けることで価格変動のリスクをヘッジできます。
信託報酬が低いこと
つみたてNISAは最長20年という長期間で資産運用をします。運用期間中は常に信託報酬がかかってきますのでなるべく信託報酬が安いファンドを選ぶべきです。
インデックスファンドの場合は、ベンチマークとする指数に連動しますので、連動するベンチマークが同じファンドであれば信託報酬の差がそのまま利益を左右します。
アクティブファンドの場合は、市場平均リターンを超えることを目標に独自に銘柄選定や売買を行いますので、インデックスファンドと比べて高い信託報酬が設定されています。しかし80%のアクティブファンドはインデックスファンドのパフォーマンスに負けると言われているのでよほど自信がない限りは選ぶべきではないでしょう。
候補としたファンド
米国株式のみに投資
10年先、20年先をどう読むかですが、私個人としては、世界経済の中心にアメリカが居ないという状況を想像することができません。アメリカがベストと思っている訳ではないですが、他にその位置を担える国が現時点で居ないのも事実です。
- 楽天全米株式インデックスファンド
- eMAXIS slim 米国株式(S&P500)
- iFree S&P500
先進国株式に投資
主にアメリカ株式、加えてヨーロッパやアジア・オセアニアなどの先進国株式に投資するファンドです。
MSCIコクサイをベンチマークとするファンドです。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
全世界の株式に投資
これ1本で全世界の株式への国際分散投資が可能なファンドです。
株式だけをこれ一本でカバーすることもできますし、他ファンドと組み合わせて株式比率を高めることもできます。
MSCI All Country World Index(MSCI ACWI)をベンチマークとするファンドです。
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
バランス型
株式だけでなく債券やリートを含めて分散投資するバランス型は株式特化のインデックスファンドに比べると、リスクが少ない分リターンも小さくなります。
損したくない人にはおススメですが、非課税のNISAを使って投資するには勿体ないと思います。
- ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- iFree 8資産バランス
新興国株式に投資
MSCIエマージング・マーケット・インデックスをベンチマークとするファンドです。
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス
日本株式のみに投資
ポートフォリオを既にしっかり組んだ上で追加するなら別ですが、最初の1本目、2本目としては、投資の分散にはならないので選ぶべきではないと思います。既に定期や保険商品などを日本円で保有していますからね。
TOPIXと日経平均株価をベンチマークとするファンドです。
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- ニッセイTOPIXインデックスファンド
- ニッセイ日経225インデックスファンド
積立方法を選ぶ
楽天証券のつみたてNISAの引落方法は3種類あります。
楽天カードクレジットで決済する
楽天銀行や指定の金融機関から振替える、または楽天カード支払い口座から引き落とす

楽天証券株式会社の画像を引用
これらの引落方法のどれでもつみたてNISAを運用できますが、どうせやるなら少しでもお得にやれたほうがいいですよね?要はポイントがしっかり貯まり、貯まったポイントをしっかり使える方法です。
結論から先に書いてしまいましょう!
引落方法 | 最大付与ポイント(/年) | ポイント利用 | 毎日積立 |
---|---|---|---|
楽天証券の預り金 | 10,800 | 可能 | 可能 |
楽天カードクレジット | 4,000 | 可能 | 不可 |
金融機関か楽天カード支払い口座 | なし | 不可 | 不可 |
つみたてNISAを運用するなら楽天証券の預り金からの積立がもっともお得な方法です。
年間最大40万の積立に対して、最大で1万800ポイントも取得できます。かつそのポイントを1ポイント1円で積立に利用可能です。
また、ドルコスト平均法の効果を最大化するには毎日積立が理想だと考えており、その点でも楽天証券の預り金からの積立をおススメします。
次にお得なのは、楽天カードクレジット決済による積立です。この場合は、毎月積立しか選べない点がイマイチです。
では、楽天証券の預り金からの積立と楽天カードクレジットからの積立のそれぞれでポイントがしっかりたまる方法をご説明していきます。
楽天証券の預り金からの積立で楽天スーパーポイントを大量獲得しよう!
楽天証券と楽天銀行の口座をつくる
前提としてまずは、楽天証券と楽天銀行の口座を持っている必要があります。
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楽天証券のつみたてNISAに申し込む
楽天証券でつみたてNISA口座を開設します。
10年後、20年後の市場を想定して積立するファンドを選びます。一つに絞るよりはリスク分散の意味でも複数のファンドを選択した方が良いでしょう。
ポイント大量獲得するためのキー①
楽天証券のマネーブリッジに申し込む
マネーブリッジを設定すれば、楽天証券での買い注文時に、楽天銀行の預金残高から不足資金を「自動入金(スイープ)」することが可能となります。
楽天証券のマネーブリッジの設定画面で、楽天証券の自動出金時に残す金額を0万円に設定します。
ポイント大量獲得するためのキー②
マネーブリッジでは、普通預金の金利が5倍の年0.10%になるのも大きなメリットですね。
楽天銀行のハッピープログラムのVIP/スーパーVIPになる
「ハッピープログラム」とは、楽天銀行のお客さま優遇プログラムで、エントリーするだけでお取引ごとに楽天スーパーポイントが貯まります。
ポイント大量獲得するためのキー③
では、どうしたらVIPまたはスーパーVIPになれるか?というと、残高100万以上または取引20件以上が条件になります。

楽天銀行株式会社の画像を引用
お金に余裕があれば、100万円預けてもいいんですが、そんなことをする必要はありません。
実は、楽天証券でつみたてNISAの設定を毎日積立にするだけで、1か月の営業日は通常20日以上ありますので、取引20件以上となりVIPになれるのです。
スーパーVIPを達成したいのであれば、つみたてNISAで投資するファンドを2つ以上にすればOKです。
スーパーVIPになれば、ATM手数料が7回/月、振込み手数料が3回/月まで無料になる点も大きなメリットですね。
つみたてNISAの支払いごとにポイントが付与される
通常は、取引ごとに1ポイント付与されるのですが、VIPまたはスーパーVIPの場合は獲得倍率が3倍となるので取引ごとに3ポイント付与されます。
ハッピープログラムの制度上、1日あたり最大15回までの取引がポイント付与対象になります。
つみたてNISAで投資するファンドを15件設定し、全て毎日積立とすれば、
な、な、なんと机上の計算では年間で10,800ポイント付与されます!!
メリット・デメリット
楽天証券の預り金からの積立は、大きなメリットがあります。
普通預金の金利が年0.10%
ATM手数料が7回/月、振込み手数料が3回/月まで無料
一方でデメリットはというと、「入出金明細」につみたてNISAの引落しがずらっと並ぶという点です。重要な取引に使っている場合は、膨大な数のつみたてNISAの引落しの中に埋もれてしまった取引を見落とさないようにする必要があります。
楽天カードクレジットからの積立で楽天スーパーポイントの大量獲得する!
楽天証券の口座と楽天カードをつくる
前提としてまずは、楽天証券の口座、楽天カードを持っている必要があります。
⇒楽天証券の申込はコチラ
⇒楽天カードの申込はコチラ
楽天証券のつみたてNISAに申し込む
楽天証券でつみたてNISA口座を開設します。
10年後、20年後の市場を想定して積立するファンドを選びます。一つに絞るよりはリスク分散の意味でも複数のファンドを選択した方が良いでしょう。
ポイント大量獲得するためのキー①
つみたてNISAの支払いごとにポイントが付与される
カード決済額100円ごとに1ポイント付与されます。
ただし、楽天カードで積立できる月額上限は月50,000円までとなっています。
つみたてNISAは上限が年間で40万円、月額約33,000円なので、つみたてNISAの全額を楽天カードクレジット決済で支払うとすると、
年間で4,000ポイント付与されます!!
楽天カードクレジット決済は、月額50,000円以内であれば、特定口座・一般口座でも同様にポイント付与の対象となりますので、その分も加えると、年間で6,000ポイント付与されます!!!
メリット・デメリット
楽天カードクレジットからの積立のメリットは以下のとおりです。
一方でデメリットはというと、毎日積立に対応していないという点です。ドルコスト平均法の効果を最大化するには毎日積立が理想だと考えると毎月積立ではイマイチです。(債券やバランスファンドなどの値動きの小さいファンドで毎月積立であれば問題ないでしょう)

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