2022年の『ダウの犬銘柄』、『ダウの子犬銘柄』

貯蓄

高配当の米国株を保有して配当・利子収入(インカム・ゲイン)を狙うことで安定した収入を得ることができます。日本だと値上がり益(キャピタル・ゲイン)を狙う方に着目しがちですが、欧米ではインカム・ゲインで資産を築く方が一般的です。

米国株のインカム・ゲイン狙いとなると、『ダウの犬銘柄』が有名ですね。オーソドックスな投資手法ですが、特別な知識・経験が無くてもできるおすすめの投資手法です。

2022年の『ダウの犬銘柄』、『ダウの子犬銘柄』をご紹介します。

『ダウの犬銘柄』って何?

ダウというのは、ダウ・ジョーンズ・インデックスの算出に使用され「ダウ工業株30種平均」のことです。「ダウ平均」と省略されることもあります。以前はニューヨーク証券取引所(NYSE)の上場企業のみだったので、また「ニューヨーク・ダウ」、「ニューヨーク平均株価」などと呼ばれることもありますが、現在ではNASDAQ上場企業も含まれています。アップル、アメックス、シェブロン、J&J、コカ・コーラなど、そうそうたる顔ぶれです。

ダウ工業株30種のうち、高配当の株10銘柄を『ダウの犬銘柄』と呼びます。高配当であるということは株価が低迷していると捉えることもできるので、配当と値上がり益の両方を狙う一石二鳥の戦略です。

『ダウの子犬銘柄』って何?

『ダウの子犬銘柄』というのもあります。『ダウの犬銘柄』10社の中で株価が安い5銘柄をピックアップしたものを『ダウの子犬銘柄』といいます。

『ダウの犬銘柄』の投資プロセス

毎年12月31日(最終営業日)に以下のプロセスを繰り返すだけの投資法です。

ダウ工業株30種のうち配当利回りの高いトップ10銘柄をピックアップ
ピックアップした10銘柄、全て同じ金額で購入
翌年まで1年間保有

『ダウの子犬銘柄』の投資プロセスも同じです。

2022年の『ダウの犬銘柄』

シンボル 銘柄 株価2021 株価2022 配当率 伸び率
VZ Verizon 59 52 4.93% -11.63%
IBM IBM 126 134 4.91% 6.08%
CVX Chevron 84 117 4.57% 39.70%
WBA Walgreens 40 52 3.66% 32.05%
MRK Merck 82 77 3.60% -6.54%
AMGN Amgen 231 225 3.45% -2.72%
MMM 3M 175 178 3.33% 1.79%
KO Coca-Cola 55 59 2.84% 7.65%
INTC Intel 50 52 2.70% 3.23%
JPM JP Morgan Chase 128 158 2.53% 24.20%

入れ替え対象となった銘柄は以下です。

Out

ExxonMobil, Pfizer, Cisco

In

Amgen, Intel, JP Morgan Chase

「ダウの犬銘柄」を確認したい場合にはこちらのサイトが便利です。
DOGS OF THE DOW公式サイト

2021年の『ダウの犬銘柄』の深堀

現在(2022年頭)の株価と1年前(2021年頭)の株価を併記してみたところ、株価が40%弱プラスになっている銘柄もあればマイナスの銘柄もあります。S&P500種株価指数が26%上昇しているところからすると、ダウの犬銘柄は平均して10%弱の上昇となります。ダウの犬銘柄はキャピタルゲインではなくインカムゲインを狙うものなので必要以上に気にしても仕方ないのですが、トータルで下がらないように意識したいですよね。

今後も銘柄の選別が続くようだと、『ダウの犬銘柄』のようなオールドエコノミー株は引き続き株価の上昇が見込めない可能性があります。上昇せず横ばいならもともとインカム・ゲイン狙いなので問題ないですが、下がってしまうと怖いですね。

『ダウの犬銘柄』のインカム・ゲイン/キャピタル・ゲイン

実際、昨年このダウの犬銘柄を買っていたらどうなっていたのでしょうか?インカム・ゲイン狙いとはいえ、キャピタル・ゲインがマイナスだと資産としては目減りしてしまうので、トータルでどうだったのか気になるところです。

2022年の選定銘柄を2021年度の株価で評価しているので、実際とは異なりますが、今年も去年と同じようにテクノロジー銘柄に集中する可能性は高いと思います。

1株あたりのインカム・ゲイン/キャピタル・ゲインは?

1株あたりのインカム・ゲイン、キャピタル・ゲイン、そして両方のトータルを米ドルで算出したものがこちらです。

シンボル 株価2021 株価2022 配当率 インカム キャピタル トータル
VZ 59 52 4.93% 3 -7 -4
IBM 126 134 4.91% 6 8 14
CVX 84 117 4.57% 4 33 37
WBA 40 52 3.66% 1 13 14
MRK 82 77 3.60% 3 -5 -2
AMGN 231 225 3.45% 8 -6 -2
MMM 175 178 3.33% 6 3 9
KO 55 59 2.84% 2 4 6
INTC 50 52 2.70% 1 2 3
JPM 128 158 2.53% 3 31 34

約50万を投資した場合のインカム・ゲイン/キャピタル・ゲインは?

1銘柄あたり5万、全体で50万分を購入した場合のインカム・ゲイン、キャピタル・ゲイン、そして両方のトータルを米ドルで算出したものがこちらです。

シンボル 株価2021 株価2022 配当率 購入数 購入金額 インカム キャピタル トータル
VZ 59 52 4.93% 8 416 23 -55 -32
IBM 126 134 4.91% 3 401 19 23 42
CVX 84 117 4.57% 4 469 15 133 149
WBA 40 52 3.66% 8 417 12 101 113
MRK 82 77 3.60% 6 460 18 -32 -14
AMGN 231 225 3.45% 2 450 16 -13 3
MMM 175 178 3.33% 2 355 12 6 18
KO 55 59 2.84% 7 414 11 29 40
INTC 50 52 2.70% 8 412 11 13 24
JPM 128 158 2.53% 3 475 10 93 102

4,270ドルの投資に対して、145ドルのインカムゲインがありますので、インカムゲインだけ見ると3.4%というまずますの結果です。キャピタルゲインも299ドルと大きくて、トータルでは445ドルと1割強の利益になります。

2022年の『ダウの子犬銘柄』

『ダウの犬銘柄』10社の中で株価が安い5銘柄をピックアップしたものを『ダウの子犬銘柄』といいます。

シンボル 銘柄 株価2021 株価2022 配当率 伸び率
VZ Verizon 59 52 4.93% -11.63%
WBA Walgreens 40 52 3.66% 32.05%
MRK Merck 82 77 3.60% -6.54%
KO Coca-Cola 55 59 2.84% 7.65%
INTC Intel 50 52 2.70% 3.23%

入れ替え対象となった銘柄は以下です。

Out

Pfizer, Cisco

In

Merck, Intel

「ダウの犬銘柄」を確認したい場合にはこちらのサイトが便利です。
DOGS OF THE DOW公式サイト

『ダウの犬銘柄』まとめ

過去の実績で見ても、一般的にダウ平均株価よりパフォーマンスが優れていて、アメリカではおすすめ投資手法のひとつとなっています。投資プロセスが単純で確立されているものは安心感がありますね。

また、高配当であるということは「値下がりして割安となったところを買い、値上がりして割高になると手放す。」ということを意味しているというのが理解できますね。

2021年は、新型コロナウイルスショックや中国の恒大グループをはじめとした中国金融市場への警戒感などがありましたが、総じて株価は上昇し『ダウの犬銘柄』にとっても大きく上昇となりました。今年2022年はテーパリング(資産の買い入れ縮小)が開始されるとの見通しですが、利上げについては慎重で株価下落のリスクが低いこと、米国企業が引き続き堅調に推移することから、バブル崩壊せずにそのままソフトランディングする可能性もあります。

『ダウの犬銘柄』を日本で購入するには?

昔と違って今の投資環境は、米国株への投資も簡単です。インターネット証券で米国株取引ができるのは、マネックス証券SBI証券楽天証券の3社です。

マネックス証券

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SBI証券

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