最近決済手段として注目されているQRコード決済サービスですが、ICカード型の電子マネー決済サービスとどう違うのでしょうか? また、どちらがお得なのでしょうか?
同じ楽天系列の「楽天Edy」と「楽天Pay」を比べてみました。
「楽天Edy」って何?
「楽天Edy」は、あらかじめ現金やクレジットカードなどで、Edyカードにお金をチャージしておくことで、チャージした残高分までの買い物ができるサービスです。プリペイド方式(前払い方式)といわれる所以ですね。
Felica決済の一つであり、ICカード型の電子マネー決済サービスとしては、交通系のICOCAやSuica、セブン&アイHDのnanacoがこの方式です。
「楽天Edy」は、カード型のものだけでなく、スマホアプリ(おサイフケータイ)もあります。
楽天ポイントの還元率は?
「楽天Edy」は、Edyにチャージする時と、支払いに利用する時にそれぞれ楽天ポイントがもらえます。
②「楽天Edy」利用時に200円につき1ポイント
つまり、「楽天Edy」+楽天カードの組み合わせだと、還元率は1.0%になるということです。「楽天Edy」は現金に近い使い勝手ですが、一度Edyにチャージするだけで1.0%が上乗せされるんですね。
支払いに楽天ポイントを充てることはできるの?
「楽天Edy」は楽天スーパーポイントからチャージすることができます。ただし、チャージできるのは通常ポイントのみで、期間限定ポイントや提携先からのチャージポイントなどはチャージできません。
「楽天Pay」って何?
「楽天Pay」は、決済サービスそのものはクレジットカード会社が行います。クレジットカードとスマホの「楽天Pay」アプリとを予め紐づけることで、レジでの支払い時にクレジットカードを使うかわりにスマホを使って決済ができるようになります。クレジットカード決済であることに変わりはないので支払日や支払限度額は登録しているクレジットカードに準じた扱いとなります。
QRコード決済サービスといわれており、PayPayやLINE Pay、Origami Payがこの方式です。
楽天ポイントの還元率は?
ポイントはクレジットカード会社のポイントに加えて「楽天Pay」のポイントも貰うことができます。ポイントの二重取りですね。
クレジットカードとして楽天カードを登録しているのであれば、クレジットカード会社から貰うポイントも楽天ポイントとなります。
②「楽天Pay」に登録したクレジットカードポイント:楽天カードであれば100円につき1ポイント
つまり、「楽天Pay」+楽天カードの組み合わせだと、還元率は1.5%になるということです。同じ楽天カードによるクレジットカード決済なのに、楽天カードを使うのでは無く「楽天Pay」アプリを使うだけで、0.5%が上乗せされるんですね。
また、「楽天Edy」と比べても還元率は0.5%高いのは注目すべき点です。
支払いに楽天ポイントを充てることはできるの?
「楽天Pay」は楽天スーパーポイントでも支払いができます。「楽天Edy」の場合は通常ポイントだけしか利用できませんが、「楽天Pay」は通常ポイントと期間限定ポイントのどちらも利用できます。
まとめ
「楽天Edy」と「楽天Pay」のどちらも、現金不要でスマートな支払いができます。
「楽天Edy」と「楽天Pay」はどちらが良い・悪いという優劣がある訳では無く、用途が全く異なることをまず理解して下さい。「楽天Edy」は使った分はEdyの残高から即時に引き落とされるので財布の中の現金を管理する感覚に近いです。あとどれくらい使えるかは分かりますが、無くなったらその分を足す必要があります(オートチャージ機能もあります)。一方で「楽天Pay」はまさにクレジットカードと同じで支払いが後でまとめてきますから、カード引き落としに使用している銀行口座の残高を管理することと同じです。日々どれくらい使ったかを自分で管理する癖をつけておく必要があります。
両方うまく使い分ける方が望ましいでしょうが、どちらかに絞るのであれば楽天ポイントを使う・貯めるの両方で有利な「楽天Pay」が良いでしょう。
「楽天Edy」と「楽天Pay」のどちらも、楽天カードと組み合わせることで還元率がアップします。楽天カードを持っていないのであれば、まずは作成しましょう。
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