一枚は持っておきたい海外旅行で便利なNFC決済カード

キャッシュレス

国内ではQRコード決済が盛り上がっています。

海外旅行の時には、QRコード決済やICカード決済は使えません。

海外旅行が好きであれば、NFC決済(NFC Pay)を1枚は持っておく事をおすすめします。

キャッシュレス決済の種類

現金決済以外の決済方法、いわゆるキャッシュレス決済はカード決済とスマホ決済とに分かれ、そこから更に2つの方式に別れています。

カード決済
①クレジットカード決済: VISA、MasterCard、JCBなどの国際ブランド
②ICカード(電子マネー)型のFelica決済: 楽天Edy、nanaco、Suicaなど交通系のカード
③ICカード(電子マネー)型のNFC決済: Visa、MasterCard、JCBなどの国際ブランド

スマホ決済
④スマホ型のFelica、NFC決済: Apple Pay、モバイルSuicaなど
⑤QRコード決済: 楽天Pay、LINE Pay、Origami Pay、PayPayなど

NFC決済は、カードリーダーにスマホをかざすだけで自動的に決済する仕組みで、ICカード(電子マネー)を使う方式とスマホを使う方式があります。

NFC決済って何?

タッチ式の電子マネーで使われている非接触通信技術のことをNFC (Near Field Communication)と言い、NFCを使った非接触決済サービスをNFC決済と言います。

NFC決済

NFC決済の中でグローバルで見て標準と言えるのは、NFCの「Type-A/B」という規格です。NFC決済というと通常はコチラを指します。

Visa、MasterCard、JCBなどの国際ブランドから発行されており、対応しているカードにはNFCのマークが付いてます。

Felica決済

NFC決済の中で日本国内で普及している規格をNFCの「Type-F」といいます。NFC決済であることに変わりないのですが、通常はFeliCa決済と言われ、「Type-A/B」規格のNFC決済とは区別して扱われます。

Suicaなど交通系のカードと楽天Edy、nanaco、WAONがあります。

元々、日本の通勤ラッシュ時間帯に人が改札を通過する速度を落とさないよう処理速度の要件を決めたので非常に高速です。

以降の説明では、「Type-A/B」のNFC決済について説明します。

NFC決済付きのVISAカード

VISAのNFC決済は「VISAタッチ決済 (旧名:Visa Paywave)」という名称で呼ばれています。

「VISAタッチ決済」に対応したVISAカードには、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの3種類があります。

NFC決済付きのVISAクレジットカード

VISAクレジットカードでは、三井住友VISAカードとイオンカードで導入されています。

最もおすすめはイオンカード・イオンカードセレクトです。

イオンカード・イオンカードセレクト

発行手数料・年会費無料です。
イオングループの対象店舗での利用なら、いつでも還元率2倍の1%(毎月10日は5%)になります。

三井住友VISAカード

提携カードではなく、クラッシック、デビュー、アミティエといったプロパーカードでNFC決済が搭載されていますが、年会費無料となるのは学生用のクラッシックのみですので、一般向けにはあまりお勧めではありません。

ただし、TOKYO 2020 オリンピック公式カードとなる「TOKYO 2020 OFFICIAL CARD」が三井住友カードから発行されており、このタイミングであれば、「TOKYO 2020 OFFICIAL CARD」をおすすめします。「TOKYO 2020 OFFICIAL CARD」は青がクレジットカード、赤がプリペイドカードです。どちらも発行手数料・年会費永年無料ですし、両方作れるので両方作っておいても良いでしょう。

Oricoカード Visa Paywave

年会費は初年度無料です。また、年1回ショッピングするだけで、次年度の年会費1,250円(税別)が無料になります。

ジャックスカード Visa Paywave

年会費は初年度無料です。次年度は年会費1,250円(税別)がかかります。

NFC決済付きのVISAデビットカード

VISAデビットカードでは、三菱UFJ銀行、三井住友銀行などの都市銀行や楽天銀行、ジャパンネット銀行などのネットバンクのデビットカードで導入されています。

最もおすすめはミライノ デビットと楽天銀行デビットカードです。

住信SBIネット銀行デビット(ミライノ デビット)

年会費無料です。海外ATMで現地通貨を引出したり、米ドルによるお買物または海外ATMご利用の際は、外貨普通預金口座(米ドル)から直接支払いすることも可能で海外旅行の際には重宝します。

楽天銀行デビットカード

楽天スーパーポイントを1ポイント=1円としてデビットカードの国内・海外ショッピング支払いに使えます。

上記以外にも、三菱UFJ銀行デビットカードSMBCデビットカードりそな銀行デビットカードゆうちょ銀行デビットカードジャパンネット銀行デビットカードなどの銀行系カードに搭載されています。

NFC決済付きのVISAプリペイドカード

最もおすすめはGAICAです。

GAICA

新生銀行グループのアプラスにより発行されているカードです。通常のNFC決済の機能に加えて、新生総合口座パワーフレックスと組み合わせると、海外ATMでの引き出し手数料が無料、米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドルの外貨普通預金から直接チャージが可能、インターネットの会員専用サイトから24時間いつでもチャージや払い戻しが可能といったメリットがあります。

TOKYO 2020 OFFICIAL CARD

TOKYO 2020 オリンピック公式カードとなる「TOKYO 2020 OFFICIAL CARD」が三井住友カードから発行されており、このタイミングであれば、「TOKYO 2020 OFFICIAL CARD」をおすすめします。「TOKYO 2020 OFFICIAL CARD」は青がクレジットカード、赤がプリペイドカードです。どちらも発行手数料・年会費永年無料ですし、両方作れるので両方作っておいても良いでしょう。
初回チャージ額として、15,000円以上のチャージが必要になります。また有効期限を過ぎるとプリペイドカードのチャージ残高は失効しますので期限内に使い切りましょう。

NFC決済付きのMastercard

MastercardのNFC決済は「Mastercardコンタクトレス (旧名:Mastercard Paypass)」という名称で呼ばれています。

「Mastercardコンタクトレス」に対応したMastercardには、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの3種類があります。

NFC決済付きのMastercardクレジットカード

今後、三井住友MastercardにNFC決済が搭載されるとのことなので、それまで待つのが良いでしょう。現時点で直ぐに必要であれば、Oricoカード PayPassをおすすめします。

Oricoカード PayPass

年会費は初年度無料です。また、年1回ショッピングするだけで、次年度の年会費1,250円(税別)が無料になります。

ジャックスカードMastercardコンタクトレス

年会費は初年度無料です。次年度は年会費1,250円(税別)がかかります。

NFC決済付きのMastercardデビットカード

NFC決済付きのMastercardデビットカードは、ミライノデビットしか選択肢が無いようですが、ミライノ デビットはおすすめです。

住信SBIネット銀行デビット(ミライノ デビット)

年会費無料です。海外ATMで現地通貨を引出したり、米ドルによるお買物または海外ATMご利用の際は、外貨普通預金口座(米ドル)から直接支払いすることも可能で海外旅行の際には重宝します。

NFC決済付きのMastercardプリペイドカード

JAL Global WALLET

入会金・年会費無料、JALマイレージバンク機能に加え、MastercardのNFC決済機能が追加されたプリペイドカードです。JMBカード(JALカードやJMB WAONカード等)とJAL Global WALLETは併用可能です。

「ショッピング+ATMコース」と「ショッピング専用コース」の2種類あり、「ショッピング+ATMコース」の場合は、海外ATMから現地通貨の引き出しが可能です。

住信SBIネット銀行からの口座振替は無料ですが、その他の銀行からのチャージは1件あたり200円(税抜)の手数料が発生しますので、住信SBIネット銀行の口座と組合わせて使用することをおすすめします。

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